骨粗鬆症を知って予防しましょう!! |
1.骨粗鬆症ってどんな病気? |
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体内のカルシウムが不足して骨に鬆(す)が入り、骨の中の海綿が粗くなり、もろく折れやすくなる病気です。 |
2.骨粗鬆症の原因は? |
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栄養不足
カルシウム不足
ビタミンD不足
たんぱく質不足
閉経後の女性ホルモン不足
糖尿病などの病気
日光浴不足
遺伝・体質
薬の副作用
加齢
生活様式
運動不足
喫煙
飲酒 |
3.どんな症状が現れるの? |
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腰や背中が痛む
背中や腰が丸くなる
背が縮む
骨折しやすくなる |
4.骨折しやすいところは? |
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太ももの付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)
背骨・腰骨の骨折(脊椎圧迫骨折)
手首の骨折(手関節骨折) |
早期発見・早期治療が大切です! |
5.どうすればわかるの? |
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骨塩定量検査をすればわかります! |
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骨塩定量検査には、
1.DEXA法による腰椎撮影
2.MD法、SEXA法
3.超音波法
などがあります。
・当院では、精度が高く再現性に優れている、DEXA法による前腕骨撮影で測定しています。
・本法は、2種類のX線を利用することで、迅速かつ高精度な測定を低線量レベルの放射線量(胸部レントゲン撮影の約1/10)で測定できます。
・測定時間は約1分です。
1年に1回〜2回の定期的な検査をしましょう!
・ご自分の現在の状態をお知りになりたいか方は、自費による検査もできます。(1,470円) |

DEXA法による前腕骨測定 |
6.骨粗鬆症の治療方法は? |
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食事療法
カルシウムの多い食事をしましょう。
・日本人の大人のカルシウム量は1日600mgとなっています。
・40歳代以上の女性は1日800mg以上のカルシウム摂取を目標にしましょう。
・良質なたんぱく質やビタミンDを多く含む食事と一緒にとると、カルシウムの吸収が良くなります。
乳製品:牛乳・チーズ・ヨーグルト
小魚・海藻:いわしの丸干し・ちりめんじゃこ さくらえび・わかめ・ひじき
豆製品:豆腐・生揚げ・納豆
緑黄色野菜:こまつ菜・かぶの葉・チンゲン菜
・日光浴をしましょう!
ビタミンDは日光に当たることで体内にできます。
夏場:木陰で30分の日光浴
冬場:1日1時間ほど手や顔に日光を当てる
理学療法
・コルセット
運動療法
・自分に合ったペースで1日30分以上歩きましょう。
・軽い体操(ラジオ体操など)を毎日続けましょう。
・なるでく野外で適度な運動をしましょう。
薬物療法
・痛みを止める
・骨が溶けるのを抑える
カルシトニン(注射薬)
ビスフォスフォネート剤(飲み薬)
塩酸ラロキシフェン(飲み薬)
女性ホルモン(飲み薬)
イプリフラボン(飲み薬)
・カルシウムを補い骨を作る
カルシウム剤(飲み薬)
活性型ビタミンD3(飲み薬)
ビタミンK2(飲み薬) |